2019年大統領選挙が行われて、ジョコウィドド氏が選出された。
そこで今回の記事では『ジョコ・ウィドド』大統領の詳しい情報や政策を世界で一番わかりやすく解説していきます。
ジョコウィドド大統領はこんな人!
ジョコ・ウィドド大統領
・名前 ジョコ・ウィドド(Joko Widodo)
・任期 2014年10月20日
・副大統領 モハマッド・ユスフ・カラ
・政党 闘争民主党
・経歴 第15代ジャカルタ特別州知事, スラカルタ市長
・出生 1961年6月21日(57歳)
・出身 インドネシア 中部ジャワ州スラカルタ
ジョコ・ウィドド大統領の出生
1961年6月21日にスラカルタの大工の家で生まれました。
叔父の経営する木材会社で仕事をしていた彼は、家具製造輸出会社を設立し順調に経営していたが、
詐欺被害に遭ってしまい経営が行き詰まり倒産に追い込まれると、1990年に母から3,000万ルピアの借金をし会社を再建する。
この企業は主にヨーロッパの企業相手に事業を伸ばしていったと言われています。
ジョコウィ大統領の第2期政権の方針
2019年7月14日に西ジャワ州ボゴールでの支持者集会で演説をしました。
今後5年間で実施する政策の重要な項目を発表しました。
主な内容は5つで以下になります。
- インフラ開発
- 人材開発
- 投資促進
- 官僚主義の改革
- 国家予算の効率的利用
インフラの整備は大型のプロジェクトが以前から動いており、
それに加えて、経済特区や観光特区などの地方産業の復興につながる案件を優先していくと述べています。
人材開発では、
新生児の死亡を防ぐことを目標に掲げており、幼児の栄養失調や妊産婦への待遇を発表しています。
投資促進では、
外資を視野に入れて、マイナスの要因に目を向けるのではなく、投資は雇用を拡大するという考えを持ち、投資の阻害要因をなくす一方で、投資の管理・監視を必要に応じて行う方針を示しました。
官僚主義の改革は、
行政組織の簡素化を方針とする一方で、競争力があり生産的な働き方への改革を述べています。
最後に、建国5原則の「パンチャシラ(インドネシアの国是)」についても言及しました。
「パンチャシラ」を唯一のアイデンティティとして「多様性の中の統一」を強調して、国民が互いに認め合い緩和する事を強調しました。
今後の経済予想
ジョコ大統領の政策の重要な項目を見る限りだと、
インドネシアは海外で活躍できる人材の育成に力を入れていき、外資との関係をより強固なものにしていくことが考えられます。
また、海外でも活躍できる国内企業の育成にも力を入れていく方針を示していますので、今後はインバウンドの国内企業が増えていくことも予想されます。
第一期ジョコウィ政権の課題
課題としてあげられるものでは主に以下が挙げられます。
- 人口ボーナス拡大(今後15年程度持続)
- 競争力強化
- 産業(特に輸出)構造の脆弱性克服
- 世論(国会)への対応
第一期で挙げられた課題をカバーするように第二期の政策方針が固められた印象を受けます。
産業に関しては長い目で国内企業の投資を推進して課題を解決していくようにも思えます。
ジョコウィ政権と日本との関係性
日本とインドネシアは半世紀以上にわたり良好な関係を築いています。
経済協力は両国にとって利益になること必要で多くの投資を期待しています。
(特にハイテク産業や高付加価値の製造業)
電気等のエネルギー分野、港湾や鉄道などのインフラ整備に関する投資も期待しています。
主要な島で大型の船が入港可能な深海港の建設等の協力を呼び掛けています。
日・インドネシア首脳会談では、
- 二国間関係の一層の強化確認
- 海洋協力
- 経済・経済協力
について言及しています。
まとめ。
ジョコウィ政権の方針は
- インフラ開発
- 人材開発
- 投資促進
- 官僚主義の改革
- 国家予算の効率的利用
で、日本と良好な関係を築いている。